釣行記録 2024年12月 テンパウンド③ smith団子魚(ダンゴウオ)の使い方その2

時間:9:00~15:00

キャッチ:16
バラし:3
バラし率:18.7%


この日は日中でも最高気温が氷点下といういわゆる真冬日で、風はほぼ無風、時折雪が舞うという天候でした。前回(この時期にしては)活性が高めだったこともあり、最初はスプーンを投げてみたりしますが、やはり追ってきません。

先日発売され、ネットでは売り切れ続出だったジャクソンのへこへこマジックを試すと


あっさりファーストフィッシュをキャッチします。
が、その後が続かず。
同じく先日発売されたばかりのプレッソ にょろクレイジーを投入します。


釣れますが、ちょっと今日の魚には合っていない感じですね。

ポンドの状態は前回同様非常にクリアで魚の警戒心も高そうなので、自分の中で寄り添い系の鉄板ルアーになりつつあるsmith団子魚(ダンゴウオ)を投入します。
カラーはとりあえず(ダンゴウオの中では)ややアピール強めのトリックブラウンRGで

やや遠投してゆっくり巻いてキャッチ。その後は近場で見える範囲の魚を狙っていきますが、やはり警戒心が高く、見には来るけどバイトまでは至らないという感じです。

ちょっと目先を変えてボトムも探っておこうということで、前回好調だったヘルドライブやその他メタルバイブ系も一通り試しますが


ボトムで出たのはシャドウアタッカーJr.で1匹だけでした。
ここから約2時間弱沈黙します。いわゆる悶絶タイムですね。午前中は5匹で折り返します。
長い沈黙を破ったのは


やはりダンゴウオでした。カラーはウォルナットRGです。




途中カラ―チェンジを挟みつつ、午後はダンゴウオのみで11キャッチでした。時間帯による活性の上下もあるとは思いますが、明らかにダンゴウオが効いて連発する場面もあり、改めてこのルアーの強さを実感する釣行となりました。

このダンゴウオの使い方について、今回新たにいくつかの発見があったので書いておきます。
まずはセッティングについて。
ベリーフックを外し、代わりにスプリットリングを1つ追加するとスローシンキングになります。スプリットリングを追加しない状態だと、ほぼサスペンドか、ラインの浮力や流され方によってはスローフローティングになります。自分は水面直下~1mの範囲で使うことが多く、遠投した先で沈めていると風にラインが流され、ルアーもそれに引っ張られて狙ったポイントから外れていたり、ルアーが浮いてしまっているということが何度かありました。

ダンゴウオの強みである「漂うような浮遊感」を出すためには、できるだけ浮きも沈みもしない状態(つまりどの方向からも力がかかっていない状態)をキープしたいのと、できるだけ正確に狙ったポイントを攻めたいので、風がある場合や遠投する場合はラインメンディングをきっちり行うか、場合によってはロッドを水中に入れてライン全体を水中で真っ直ぐにした状態で使用すると良い感じでした。(GJ、マジックジャークでも同様の方法でラインテンションを抜かずに魚を掛けたりしますね)

前回まではどちらかというと近場の魚を目視で釣る(掛けに行く)という使い方がメインでしたが、今回は沖の中層あたりにいる比較的警戒心の薄いスローな魚を狙うという使い方が当たりました。
具体的には、対岸側のかけ上がり付近を狙って遠投し、着水後すぐに糸ふけを巻き取りつつロッド先端を水中に入れ、ラインも水面に浮いている状態ではなく完全に水中に沈めます。その後はルアー本体の浮き上がりを抑え、ラインテンションをキープできるだけの必要最低限の巻きを続けます。(巻くというよりラインスラックを回収するだけくらいのイメージ)
すると、大体30秒以内で勝手に魚が掛かるというのがこの日のパターンでした。

沖の中層あたりをスローに攻めることのできるルアー自体、他にあまりないのですが、この寄り添い力で沖の表層~中層を狙えるというのはちょっと驚異的ですね。これまで釣れなかった時間帯、狙えなかったポイント、狙えても諦めていた魚など、大きな隙間を埋める武器になりそうです。

トップやボトムでは巻かずに放置で釣れるというパターンはあるのですが、中層でほぼ巻かずに漂わせて魚が掛かるという感覚が新鮮すぎて、病み付きになりそうです。ぜひ一度試してほしい使い方ですね。

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